【学び】レッジョ・エミリアを旅する~レポ by矢萩邦彦氏~その②

連投でございます✨


…って思ったら、あと少しのところで記事が消えてしまって

全面書き直し😢


涙のレッジョ・エミリア視察レポの第2弾♬✨


第1弾はこちらね♬


こんばんはagain💖

 未来につなげる”いまココ”子育て「輝く瞳で生きるための勇気づけ講座」をお伝えするShiny Edu代表、村田あゆみです✨



いきなり話はそれるんですが、


私のキャッチコピー、

「未来につなげる」だってお気づきでした??



これね、

決して子どもを意のままにコントロールして思い通りに育てるってことじゃないんですよ。



自分自身が世界を創り出しているっていう自覚をもって、

自分で自分の未来につなげるために生きていますか?っていう問いかけなんです。



親が自分を生きていなかったら、

子どもだって自分自身をいきるっていうことを学びにくいですからね。




なんて余談はさておき。




これですよ、これ🗻

ふ・じ・さ・ん🗻

Mt.Fuji🗻


その①で写真を使い切ってしまったので、

後半は写真なしで参ります🚫📷


(またしても余談ですが・・・

 こういう絵文字一つとっても、

 🚫📷なのか、📷🚫なのか。

 そこにどんな意図を忍ばせるかってことなんですよね。

 おっととと💦

 解説は野暮、ヤボ💦)





レッジョを深く掘り下げたかったという思いもありながら、

矢萩氏の横につなげる展開も大変おもしろくって、

そこから日本の教育を考えるという切り口もまた彼ならではのものでした。




最初に挙げられたのがモンテッソーリ。


常々モンテにはいろんな疑問をもっていたので、

今回の切り口は願ったりかなったり。


関わる大人の立場、環境や道具の整え方、どれを取ってもスタンスが全然異なるんですね。



どっちがいいとかっていうことではなく、

何を大切に幼児教育を行うかということなんだけど、



自然育児をしている人にとってはレッジョの方がしっくり来るかも。



レッジョでは大人も仲間の一員なの。

そして、対等な立場として位置づけられているから道具も大人と同じ



この視点はとても分かりやすかった。

ただ、とてもコスパの悪いアプローチだって矢萩さんはおっしゃってました。


そりゃそうだ。。。



∴ 日本で広まりにくい。



もったいなや~。



だけど、

さくらさくらんぼのような保育はかなりこれに近いんじゃないかと思うわ。







そして始まった、レッジョ体験PART②



「なぜ人を殺してはいけないの?」



その答えは・・・


人それぞれですけどもね。



毎年毎年、

出会った小学生累計4,000人に問い続けてきたそうです。




なぜ人を殺してはいけないのだと思いますか??




4,000人の小学生の答えは長らく変動がなかったそうです。



回答数

第2位・・・




人口が減るから⤵⤵⤵




おいっ💣


ベビーブーム時代なら殺人ありってか?!



これ、2002年くらいから急増なんですって。





でね、


気になる


第1位



回答




それは

 ・

 ・

 ・





法律で決まっているから~✨🏆✨




・・・って、おいっ💣💣💣


ひどすぎるでしょ・・・




ちなみに、


中高生2,000人に同様の質問をしたところ・・・





お察しかもしれませんが、





まったく同じ回答だったそうです。







人としてどうなの?とかって言いたくなりますよ。




倫理観ってそういうことじゃないでしょってね。






矢萩氏の見解によると、


コンピューターゲームの台頭によってルールが可変であるという価値観が育たなかったのではないか


ということだそうです。




いや、これね、まったく同感でして。



先日、Yahoo!ニュースで


「ゲームは脳を活性化させ、集中力をあげる効果がある」


なんて記事を見かけたんですけども。




そういうのってね、

アナログで遊ぶ力をもった子どもに当てはまる話であって、

最初からゲームしか知らない子どもには残念だけど当てはまらないよ。。。



試行錯誤したり、

状況に応じてルールを変えたり創り出したり、


そういう力を持っているかどうかってとても大きい。




最近、子どもの権利条約に関する本を読んでいるのだけど、

そこにもこんな記述があるの。


子どもたちに、これは君たちの権利なのだよ。
もし不当に扱われることがあったら、権利として主張していいんだよ。

そう中高生に伝えても、返ってくるのは
「どうせやったって無駄だよ。状況を変えることなんてできっこない」
そんな言葉ばかり。


手元に本がないのでうろ覚えだけど、

はなから変えようという気持ちが育っていない。



自分が諦めて我慢していればいいっていう姿勢。




そういえばね、

教員時代に高1を担任した時、先輩教員から言われたことがあるの。



「私学は公立違うルールがあるのが当たり前なのだから、

生徒を早く諦めさせてあげる指導が子どもたちにとっても幸せだよ」




生徒を早く諦めさせる指導・・・




もうたまらなく嫌でね、そんな指導。





ただでさえ死にかけた目をしている子どもたちの輝きを、

完全に失わせることが子どもたちの幸せだなんて到底思えなかった。





矢萩さんはこんな言葉も紹介してくれました。



ノーム・チョムスキーとういMITの生成文法の教授の言葉。


「To be free of dogma.」


「何が問題であるかを知ること。そして、解決に向けて努力すること」




既成概念にとらわれることなく、自由な発想で解決に向けた努力を続ける。

そんな風にとらえたのだけど、

私たちは学校教育においても家庭教育においても、

そうした教育は受けてきていないし、子どもたちに伝えてもいない。




けれど、シンギュラリティポイントがやってくる現代において

この力こそが求められていくのだよね。





矢萩氏はユニークなアプローチでレッジョ解説を繰り広げて、

後半は、レッジョと〇〇シリーズで展開されました。


レッジョとAIの次は、


初めて聞く単語、「アジャイル開発」

題して、

レッジョとアジャイル


アジャイル開発をざっくり言うと、

走りながら調整するスタイルのこと💨



知窓学舎での紙飛行機プロジェクトに当てはめて説明してくれました。


Aチームは、やってTRY型

Bチームは、リサーチ優先型


さて、どちらがより長くより遠く紙飛行機を飛ばせたでしょうか??



あらかたご想像通りです。



そんな風にとりあえず走らせることが出来るのは、

失敗を恐れない勇気が必要。


それはすなわちとりもなおさず、自己肯定感ということになるわけで。



日本の高校生の自己肯定感の低さは言わずもがな。



さて、どうする??



そこに引き合いに出されたのが、元和偃武


150年あまりに及ぶ戦の時代に終止符を打ち、天下泰平の世を築いた家康が定めた元号に由来する言葉です。



すわ戦!と構えて暮らしていた時代と、平和の元に暮らしていた時代とでは教養観が異なって当たり前。

江戸の教養観こそが、現代の学びの欲求に通ずるというのが矢萩さんの指摘でした。



学びは楽しいからする。

その先には人を知りたいという欲求がある。





さながら受験戦争の昨今では、元和偃武には程遠いようにも思いますが💦



楽しいから学ぶ。



その根っこを体感できる小学1年生でさえ、勉強に喘いでいる現状。



何かのタイミングで学ぶ楽しさを知ってもらいたい。




何歳でもいい。



その楽しさに触れたら、自ら学びに没頭していくのだから。



その姿を見たらどうか引きずり戻さないで。



心行くまでその学びに没頭できる環境を保障してあげてください。





最後に挙げられたのが、

レッジョと連句。



連句をたしなむ矢萩氏。



それぞれに担う役割があるという共通点を見出してのお話でした。



子どもも親も教師も、それぞれに担うものがある。


それは、共同体感覚であり、人間の不完全性にもよるのではないかというのが私の理解。




いずれをとっても、アドラーとの共通点を感じることが出来て面白いお話でした。




ちなみに・・・


その①のラストに載せた写真の元データはこちら。



これがあそこまでになるってすごくないですか??

ここまで技術が進化している時代に、私たち人間の特異性を生かしたらどれほど

豊かな想像の世界を創造していけるでしょう💖



つねづねキーワードとして挙げている


想像力と創造性




それを育んでいくためには、

家庭で何を大切にしてコミュニケーションを取っていくか

ということなんですね✨


報告会を終えて帰宅したらテーブルに置かれていた坊ちゃま作の迷路。



「ゴールがない迷路だよ」


って・・・おいっ🙊って感じですが、

そういう発想を楽しむ親であることも大事だな~なんて、

タイムリーな置手紙にしみじみ感じいったのでした♬✨




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村田 あゆみ

Shiny Edu代表

高校教師として3000人を超える高校生を育ててきた経験から、思考力×発信力+共感力を伸ばす勇気づけコミュニケーションと、10年後の子供の姿をイメージした子育てをお伝えしています