【教育】学校に行かない子は学びたい子


こんばんは🌕
Shiny Edu代表の村田あゆみです✨


ちょっと先日ショックな出来事があり、

それ以来、自分の使っている「学び」という言葉を大切にしたいと改めて思っているところです。



「ショックな出来事」というのは…


開校間近の勇気づけ学園の校舎予定地が、

先方から一方的に白紙に返されてしまったことです。

それについては、代表理事の武ちゃん先生、そして綾子さんがブログで報告しているのでお読みくださいね。


活動スケジュール | アドラー心理学に基づいた教育で親子一緒に成長できる「NPO法人勇気づけ学園」@富士見市ふじみ野

ご報告   学校ってなんだろう? 学校に行かないことは悪いこと??   先日お伝えした通り、活動拠点に考えていた場所が最後の最後で白紙に返ってしまいました。 それまでとても好意的に相談に乗っていただいていただけに私たちも大変なショックを受けています。   先方のトップの方がおっしゃった最も大きな問題、 それは、勇気づけ学園が義務教育年齢の子どもたちを義務教育機関に行かせないことでした。 親には就学義務がある以上、学校のある時間帯に子どもたちが勇気づけ学園にいるのは法律違反になるだろうというご意見です。 もちろん実際には法律違反ではありません。 むしろ今、政府はフリースクールなど学校以外の学びの場に積極的な支援に乗り出しています。 しかしながら、世間的にはまだ「子どもは学校に通うべき存在である」という認識が残っているということを目の当たりにする出来事でした。   たしかに、憲法第26条第2項で「すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。」と規定されています。   つまり、 保護者は子どもに教育を受けさせる義務があるわけですね。   一方で、子どもの立場についてはどう規定されているかというと、同じく憲法第26条第1項に「すべての国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、等しく教育を受ける権利を有する」と規定されています。 また、1985年に採択されたユネスコ「学習権宣言」では、「学習権は、人間の生存にとって不可欠な手段である。」とされています。   すべての国民が教育を受ける権利があり、しかも学習権というのは「生存にとって不可欠な手段」であるというのです。      日本には、1条校といって国が認めたカリキュラムに則った授業を行う学校が「学校」として認められています。 裏返すと、それ以外のカリキュラムの学校は(教育特区などの特例を除き)、「学校」として認められていないのが現状です。   実はこれは世界的には非常に特異なスタイルです。 多くの国で、多様なカリキュラムの学校が「学校」として認められていて、子どもたちは自分に合ったスタイルの「学校」を選択することが出来ます。     近年、子どもたちを取り巻く環境は大きく変容しており、それに伴って子どもたちの学びも多様化しています。

アドラー心理学に基づいた教育で親子一緒に成長できる「NPO法人勇気づけ学園」@富士見市ふじみ野





結論だけ言うと、

「学校に行くべき子どもを平日昼間に預かるとはけしからん」

ということなんです。



でね、

私は思うんです。

学校の先生やってた人がいうのも何なんですけど、


学校なんて、人生の中のほんの一時過ごすだけの場所です。

そこで、勉強とか学習とか教育とかって言われてることなんて、「人生」という壮大なパノラマの中のほんのほんのごくごくちっちゃなパーツの一つでしかないんですよ。


子どもたちは本能的に「学び」を欲しています。


彼らが求めているものは、


「勉め強いる」勉強でも、「学び習う」学習でも、「教え育まれる」教育でもないんです。


「学び」です。




「学び」とは何か。


それは、

飽くなき好奇心を刺激し、横溢する探求心の赴くままにひたすらにその対象に向き合うことに他ならないのです。



自らの好奇心に従って、内なる情動に駆られて、ただひたむきに自分の欲求を満たしていくことなんです。




そこには、強制も支配もありません。


他人の介入なきもの



それこそが「学び」です。




私の考える「学び」を具現化できる要素は、

残念ながら今の学校にはほとんどありません。




現代の子どもたちはストレートに、時に控えめに、

自らの内なる情動に突き動かされて、

「学び」の欲求を満たそうとしています。



不登校の子どもたちが増えているのは、別にいじめられているからではありません。

問題児だからでもありません。


本気で学びたい子どもたちが、

今、

学校を拒否し始めているのです。



このことは、松永暢史氏西川純氏も言及しています。



でも、残念なことに今の日本のシステムではそのような理由で学校に行かない、行けない選択をした子どもたちの居場所はありません。


かろうじてあてがわれるのは、「適応教室」や「通級指導教室」といった学校へ戻ることを前提とした施設。



本気で学びたい子どもたちの欲求を満たす場所では到底ありません。



天外伺朗氏は「フロー」な状態が学びの最高の環境だと述べていますが、

フローになるには、存分に集中できる、何人たりともその子どもの邪魔にならないような環境が必要なのです。



例えば、

サドベリースクールでは子どもが関心を持ったことを心行くまで取り組む環境を保障しています。


その様子は、日本の学校に慣れ親しんだ人にとっては「学んでいる」とはとても思えないものでしょう。

でも、

そこで学ぶ子どもたちは、何かをきっかけに文字に関心を持ち、数字に関心を持ち、そこからグッと学びの世界へと入り込んでいくのです。

ちょっと前に話題になった、サドベリーで学んで大学へ行ったまりんちゃんは驚くほど短期間に大学入試に必要な学力を習得しています。



子どもたちが本来持っている「学び」への欲求、知的好奇心を伸ばすためには

「学校」とは違ったアプローチが必要なんですね。



では、

どんなアプローチが必要なのか。


従来の「学校」に通っていても、「学び」の欲求を満たすためにはどうしたらいいのか。


そのためには、家庭教育が何よりも大切です。

 「家庭教育」なんていうととても堅苦しくて取っつきにくいかもしれませんが、 要するに子育ての中でのちょっとした心がけなんです。 


「学び」を考えることで、 あなたの子育てが変わる。


 そんなひと時を共有したいと思っています。



【学びの語り場☆April】

  申込〆切  4月16日(日)

日 時:4月28日(金) 11時~12時半

場 所:東京都大田区 JR五反田駅から乗り換え20分ほどのカフェにて

参加費:3,500円 

定 員:3名  

お申し込みはこちら


0コメント

  • 1000 / 1000

村田 あゆみ

Shiny Edu代表

高校教師として3000人を超える高校生を育ててきた経験から、思考力×発信力+共感力を伸ばす勇気づけコミュニケーションと、10年後の子供の姿をイメージした子育てをお伝えしています