【つれづれ】時には歩いてみよう、自分の足で👣

ここ数年、

3月になると読み返す文章があります。



2011年3月、

東日本大震災の後で卒業式を自粛した

立教新座高校の卒業生へ贈られた式辞。

卒業式を中止した立教新座高校3年生諸君へ。(校長メッセージ) | 立教新座中学校・高等学校

2011.03.24 諸君らの研鑽の結果が、卒業の時を迎えた。その努力に、本校教職員を代表して心より祝意を述べる。 また、今日までの諸君らを支えてくれた多くの人々に、生徒諸君とともに感謝を申し上げる。  とりわけ、強く、大きく、本校の教育を支えてくれた保護者の皆さんに、祝意を申し上げるとともに、心からの御礼を申し上げたい。  未来に向かう晴れやかなこの時に、諸君に向かって小さなメッセージを残しておきたい。  このメッセージに、2週間前、「時に海を見よ」題し、配布予定の学校便りにも掲載した。その時私の脳裏に浮かんだ海は、真っ青な大海原であった。しかし、今、私の目に浮かぶのは、津波になって荒れ狂い、濁流と化し、数多の人命を奪い、憎んでも憎みきれない憎悪と嫌悪の海である。これから述べることは、あまりに甘く現実と離れた浪漫的まやかしに思えるかもしれない。私は躊躇した。しかし、私は今繰り広げられる悲惨な現実を前にして、どうしても以下のことを述べておきたいと思う。私はこのささやかなメッセージを続けることにした。  諸君らのほとんどは、大学に進学する。大学で学ぶとは、又、大学の場にあって、諸君がその時を得るということはいかなることか。大学に行くことは、他の道を行くことといかなる相違があるのか。大学での青春とは、如何なることなのか。  大学に行くことは学ぶためであるという。そうか。学ぶことは一生のことである。いかなる状況にあっても、学ぶことに終わりはない。一生涯辞書を引き続けろ。新たなる知識を常に学べ。知ることに終わりはなく、知識に不動なるものはない。  大学だけが学ぶところではない。日本では、大学進学率は極めて高い水準にあるかもしれない。しかし、地球全体の視野で考えるならば、大学に行くものはまだ少数である。大学は、学ぶために行くと広言することの背後には、学ぶことに特権意識を持つ者の驕りがあるといってもいい。  多くの友人を得るために、大学に行くと云う者がいる。そうか。友人を得るためなら、このまま社会人になることのほうが近道かもしれない。どの社会にあろうとも、よき友人はできる。大学で得る友人が、すぐれたものであるなどといった保証はどこにもない。そんな思い上がりは捨てるべきだ。  楽しむために大学に行くという者がいる。エンジョイするために大学に行くと高言する者がいる。これほど鼻持ちな

niiza.rikkyo.ac.jp

「時に海を見よ」と題され、書籍にもなったので

お読みになった方も多いかもしれませんね。



今年は、

これまでとは違った視点から

この文章を読みました。




学び舎を巣立つ若人に贈られたこの式辞、


それは今を生きる全ての人にとって

大切なメッセージだと。

(だから書籍化されたのでしょうから

 遅きに失した感もありますが(;'∀')



いや、それでも

あえて言いたいのです。



たとえ大人になったとしても、

「海を見る自由」、「立ち止まる自由」は

必要なのだ、と。




先月、

生まれて初めてみそ作りをしました。

白菜のお漬物も作りました。


ほったらかしだったプランターの

土を整えました。



一つひとつが手間のかかる作業です。


けれど、

野菜と対話しながら、

土と対話しながら、


私は、

私自身と対話していました。



指先から伝わる感覚


鼻先をかすめていくほのかな香り




そうしたものを感じながら

自分自身と対話する時間をもつ。



その時間は途方もなく広がる

宇宙空間のように、

私を見せてくれました。


「海」ではないけれど、

目の前に水平線を感じるような

荘厳さを感じたのです。




思えば物心ついた時から、

定められた「時間」の中で動いていて、


自分の「時間」を意識することは

あまりありませんでした。


24時間365日、

チクタク進む時計の針に合わせて、

学校行ったり塾へ行ったり、

門限めがけて家までダッシュしたり( ̄▽ ̄;)、


およそ時間を自分のものとせずに

生きてきました。




学校ってチャイムで物事が進んでいくから、

人生の4分の3、実に75%を、

キンコンカンコン🔔にコントロールされて

生きてきたわけですよ。


それが窮屈で逃げ出した時も

実はあります。



ただただ時間を忘れて

自分に没頭できる時間。



そんな時間を、

あなたは過ごしていますか??



仕事があるから・・・


子育て中は・・・




そんな理由は横に置いておいて、



1日、

自分だけの時間を過ごしてみてください。



あなたの世界に

何かが見えてくるから。




時に海を見よ。




凪いだ海も

荒む海も


あなたを映し、

あなたに還る。




海はふるさと


全ての生命のみなもと




心に海を抱いて自分と対峙する時

自分がぐっと深まるのです。



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村田 あゆみ

Shiny Edu代表

高校教師として3000人を超える高校生を育ててきた経験から、思考力×発信力+共感力を伸ばす勇気づけコミュニケーションと、10年後の子供の姿をイメージした子育てをお伝えしています