夏が近づくと思いだすのは、もうだいぶ昔のことに思える教育実習。
古典は「枕草子」が課題で、進学校の高2生相手にオリジナル春はあけぼのを作ってもらったこと。
・・・よくそんなチャレンジャーなことしたよな~(笑)。
こんにちは☀
未来につなげる”いまココ”子育て「輝く瞳で生きるための勇気づけ講座」をお伝えするShiny Edu代表、村田あゆみです✨
進学校の高2の夏は、すでにもう臨戦態勢🔫
悠長に創作なんてやってる場合じゃないわけですよね(笑)。
その頃から私はやっぱり想像と創造、そして表現することを大事にしていたんだな~って、
今は懐かしく思い返すけれど、
新米教員時代は、生徒に必要な授業を出来なかったっていう負の記憶でした。
何を大事にするか。
大事にしていることをアウトプットできる場があるかどうか。
とても大切なことだなぁって思います。
私が大事にしている授業のベースをそのままに、
大人向けに開講した勇気づけ学園大人の学び講座✨
現代語訳と文法をしたことしか記憶にないと言われることの多い「源氏物語」を楽しく読む会になりました♪✨
しかも、アドラー心理学視点からの分析入り♬
これって、全部入り! オールインクルーシブってヤツじゃな~い💖
久しぶりに古文を読んで、消失している知識にがく然としつつ(笑)
平安時代は江戸時代と並んで文化が成熟した時代。
そんな時代背景も含めつつ、作品解説📚
そりゃそうですよね、刀持って「とりゃ~っ!!」とかやってる時に、
悠長に物語なんて読んでられないですから(笑)!!
今は優れた映像資料が手軽に手に入るから、授業コンテンツは作るより使う時代。
そういうとこ、まだまだ「自分のプリント教材で授業をする」ことにエネルギー注いでる
先生たちは頭の切り替え時ですよね。
10年同じプリント使われるなら、
自宅でネット見てるほうがよっぽど分かりやすい(''◇'')ゞ
…あ、毒はいちゃった🐍
話を元に戻しますが、
当時超ベストセラー小説だった「源氏物語」はどのようにして人々の手に渡ったでしょうか?!
そんなこと考えたことないですよね~。
実は、
写経のパートがあったんです。
パート、って、アルバイトですよ💰
これ、結構大変な作業で、
原本(かどうかも分からず、写本の写本だったりしますし、誰かの暗誦の書き取りだったりもします)見ながら、ひたすら筆で書きとるんですよ。
やりたくな~い✎
なんて話を踏まえつつ、
いざ本編へ📚
今回は、「桐壺」「若紫」「末摘花」「紅葉賀」を取り上げて、
そこに見られる、主人公光源氏の心の持ちよう、そして相手の心に寄り添う姿勢、
そして目的論で生きる姿について考えてみました。
・・・と言いたいのだけど
内容をつめこみすぎちゃって、考えるというよりお話する一方になってしまいました~💦
皆さんのお話や質問が面白くって、ついつい話があちこち飛び火🔥
「紫式部はなんでこんなにたくさんの登場人物をかき分けられたの?」
「映画とはストーリー違うの?」
「登場人物の女性の中だったら誰が好き?」
素朴な疑問から人生を重ねてきたからこその深い疑問まで出る出る~♬
そうなのですよ。
高校の授業で学ぶ時って、「読解」じゃなくって「分析」になりがち。
品詞分解して、口語訳して、誰への敬語なのかとか、和歌に使われている技法は何かとかとかとか。。。
そこにある心の機微とか和歌のやり取りによる深まりとかっていうところまで
なかなか踏み込んでいけない。
でもね、
1000年の時を経てなお読み継がれる古典の魅力って、そんなものじゃないでしょ~。
だから、
その魅力を少しでも感じてほしいのですよ💛
なぜ光源氏は幼女をさらっていったのか。
末摘花や源典侍のような女性に惹かれた(?)のか。
たくさんの女性たちが、光源氏に惹かれるのは何故なのか。
紫式部は源氏物語を通して何を伝えようとしているのか。
光源氏が不遇な時にもなお希望を失わなかったのはなぜなのか。
今回扱ったテキストからだけでもたくさんのことを感じ取れます。
ちょっと引いてみることで、より深く物語が読み進められる。
そんな感覚も味わっていただけたと思います💛
「勉強」から離れたからこそ楽しめることもある♬
そんな2時間でした📖
校舎前の伊佐沼では蓮が満開🌸
開くのは朝だけなんですって~。
え??
光源氏のどこが勇気づけだったか??
それは、講座でお尋ねくださいませ~✨
なんちって(笑)。
大人の学び・国語編、今後も開講してまいります💛
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