【学び】自由な学びを保障するサマーヒルの魅力

こんにちは☀

Shiny Edu代表の村田あゆみです✨


最近、ブログタイトルというか自分のキャッチコピーを考えてますwww

近々こっそりタイトル変わってたら、あ~これになったのねって心の中で拍手してもらえたら嬉しいです♡



さて、本日は憧れの上智大学に初上陸してきました🏫


イギリス発祥の自由教育サマーヒルのスタッフが本拠地から来日されてのフォーラム。

今回は、サマーヒルで学んだ日本人卒業生やその保護者もいらっしゃるとのことで、

リアルなサマーヒルを感じられるのが魅力でした♬✨



そもそもサマーヒルって何かというと、


1921年にA.S.ニイルが設立した世界最古のフリースクールなんです。

世界中から子どもたちが集まって寮で暮らしながら学校に通います。

学校と言っても、授業はあるけど出席は子どもにゆだねられていて、ほぼ全てのことが先生やスタッフ、子どもたちが対等に意見を出し合いながら話し合って決められていく。

そんなスタイルの学びの場です。


詳しくはこちらを読まれるといいですよ📖

私はこちらを読んだのですが、会場では次の書籍を読まれてサマーヒル入学を決めたという方がいらっしゃいました。

いずれも、サマーヒルにお子さんを通わせた保護者の書かれたものです。

もう少しアカデミックに、ということでしたら

このあたりをお勧めします。


日本ではきのくに子ども学園がサマーヒルを受け継いだ教育実践を行っています。



さて、

フォーラムで話されたヘンリー・レッドヘッドさんの言葉から、アンテナに引っかかったフレーズをいくつか。




「自分自身になるためには、たくさん遊び、たくさん対話すること」


「自由は責任を伴い、かつ他人の自由を侵さないことである」

「小さい子が安心して過ごせるように、大きい子たちが学校を支える意識を持っている」

「サマーヒルの学びは、世間のそれとは異なる。学びの主体である子どもたちが何を欲し、求め、そして得るかを大切にしているのだ」




日本における自由教育実践校がそうであるように、

サマーヒルの子どもたちもその奔放さにおいて、決して地元での評判はそれほど良くはないようです(苦笑)。


しかしながら、

私見ではあるけれど、ぱっと見問題ない「良い子」たちよりもよほど深く自己と対話し、自分と相手を尊重して、民主的な関係を築いているのがこうした教育のもとに育つ子どもたちです。



興味深いのは、たくさん遊ぶことを大切にされている点。


ようやく日本でも外遊びが大切であると言われるようになってきたけれど、

子どもたちの関心と集中をそがない環境が保障されていることって大きいですね。


ちなみに…

ドイツやオランダでは外遊びが強制されている学校もあると聞いたことがあります。

教室は鍵をかけられてしまうそうで…ちょっと引きました(;´・ω・)




上でもちらっと書いたけれど、

授業の出欠は子ども自身が決めます。

だから、入学後何年も授業に出ない子もいるという!

それを見守れる親は(遠く異国の地で暮らす我が子に手出しできないというのもあるだろうけれど)

どれだけ子どもを信じ、待つことのできる人たちなのだろうと興味津々(^^♪



フォーラムにいらしていた保護者の方々は様々な経歴をお持ちだったけれど、共通しているのは家族が暮らすという視点においても「want」を大切にされているということでした。


「『have to』は要らない。自分で自分のやりたいことを実現させる力を育てたいのだ」


そんな風に話されたのが印象的でした。


もう一つは、

日本の学校に不適応だったからサマーヒルを選択したのではないということ。


「フリースクール」というと日本ではどうしても「学校に行けない子」「問題のある子」という見方がまだまだ強いけど、

そうではなく、自分の子どもに合う教育を考えた結果としてサマーヒルがあったのだということが印象的でした。



つまり、

子どもの教育の選択肢を増やしたわけですよね。




私のGOALは、

日本国内でそれを実現させること。


すなわち、

子どもたちが自分に合った学びのスタイルを、日本国内で、自分の身近なところで選択できること。


つまり、

いろんなタイプの学校が公教育として認められること。



それを、もうちょっと広いスケールで実現した人たちだったわけです。



質疑応答でやっぱり出ました💰


「どのくらいの費用がかかるのですか?」



具体的な金額は語られなかったですが、

「日本で高校まで私学に通わせる or 受験のために塾に通うと思ったら、サマーヒルに行って良かったと思う」くらいの金額だそうです(笑)。


いくらくらいなんでしょうね。




最後に卒業生が語ってくれました。


ついこの前までサマーヒルで学んだ生徒たち。

日本に戻って大学に進学しているという子も何人かいました。




今、サマーヒルには日本人がほとんどいなくなってしまったそうです。

なんででしょうね?


わざわざイギリスに行かなくても日本で学べる場が増えたから。


だと嬉しいですね✨



自由教育をテーマにしたお話会、しよっかな~♡

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村田 あゆみ

Shiny Edu代表

高校教師として3000人を超える高校生を育ててきた経験から、思考力×発信力+共感力を伸ばす勇気づけコミュニケーションと、10年後の子供の姿をイメージした子育てをお伝えしています